私-前編-
やっと行為が終わり、解放されると思いきや

次は山へ連れて行かれ、身体中ボコボコにされて、挙げ句、捨てられた。


しばらくして、ヒッチハイクで帰って来たが、
車に乗せてくれた男にもやられた―…



ナツは泣きながらだったが、淡々とどこか他人事のように話した。

私は聞いてるだけで鳥肌が立った―…




ナツは最後に
「ケン君とは別れる」
とばかり繰り返していた。



私はその男の特徴を聞いたが、ナツも私もまったく知らない奴だった―…



なんでナツなの?


兄ならもしかしてわかるかも…
と思ったが、言えるわけがない―…






だけど、山で殴られてる時に見た女の特徴を聞いた私は顔が一瞬にして青ざめていくのがわかった―…







―…メグ……さん……?!




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