私-前編-

「……ぁみ?」



『……えっ?…
あぁ〜…てか、病院行った方がいいで』


「…ぅん。」


『…ついてくし。』



私はキッチンへ向かい、袋に氷を入れ、ナツの顔を冷やした。



ナツは母親にも誰にも言えず、頼れるのは私だけ―…

私はナツが眠りにつくまで傍に居た。



あの人…



許さない…―――


マナにはまた明日くるねとメモを残し、帰宅した。






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