私-前編-
「あんた!いったい何やってんの?」
ナツの母は部屋に入ってくるなり言った。
途中から話を聞いていたみたい。
「警察行ってされた事話して被害届け出しなさい」
シーン…―
「ま…待って下さい。
被害届け出せば、辛かった事全部話しなあかん。
このままあいつらの事は許せへんけど、それは吉田本人が決める事じゃないんですか?」
アキ……
「うち…被害届けは出さへん。
ママはうちの事なんも知らんくせに……
こんな時だって警察にとか…うちの体の心配なんてしてないくせに!
…もう帰って」
叫ぶナツを見てため息をつくとナツの母は何も言わずに部屋を出た。
私はアキに飲み物を買ってくると言うと部屋を出た。
『おばちゃん…!』
私はナツの母親を呼び止めた。
『チョットだけいいですか?』
「…ん?」
そう言って私達は自動販売機の前の椅子に座った。
『…あの……』
「うち…母親失格やな」
私が話す前にナツの母が言った…
そしてナツの母は話を続けた―…
ナツの母は部屋に入ってくるなり言った。
途中から話を聞いていたみたい。
「警察行ってされた事話して被害届け出しなさい」
シーン…―
「ま…待って下さい。
被害届け出せば、辛かった事全部話しなあかん。
このままあいつらの事は許せへんけど、それは吉田本人が決める事じゃないんですか?」
アキ……
「うち…被害届けは出さへん。
ママはうちの事なんも知らんくせに……
こんな時だって警察にとか…うちの体の心配なんてしてないくせに!
…もう帰って」
叫ぶナツを見てため息をつくとナツの母は何も言わずに部屋を出た。
私はアキに飲み物を買ってくると言うと部屋を出た。
『おばちゃん…!』
私はナツの母親を呼び止めた。
『チョットだけいいですか?』
「…ん?」
そう言って私達は自動販売機の前の椅子に座った。
『…あの……』
「うち…母親失格やな」
私が話す前にナツの母が言った…
そしてナツの母は話を続けた―…