私-前編-
「吉田妊娠してるんちゃう?」



えっ?



ナツが妊娠??



「亜美…」

眠っていたハズのナツが起きてきた…―



『…ナツ…ほんまなん?』

私が聞くと、ナツは俯いたままだった。




『…まさか‥』

私はそこまで言うと口を押さえた‥―



あの時の―…??



岡ちゃんは、とりあえず親に話しなさいと言った。



そしてナツは兄には軽い貧血だと言った。







放課後私はナツの家に居た―…



アキにはたまにはナツと2人で語ると言った。





「言わんでごめん…
でも誰かに言うと、妊娠を認める事になると思って言えへんかった…」

ほとんどご飯も食べれなかったけど、怪しまれないようにお弁当だけは無理して食べていたとナツは言った。




『…とりあえず病院いこ?
間違いかもしらんし…』




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