私-前編-
私はナツの事をアキに話した。



いつもそうだ―…



私一人じゃ何もできない…―



アキがいなくなったら…




私はアキに抱きついた。




「お前も子供欲しいんか?」




『バカ』





そんなバカな事を言ってたアキが急に私から離れた―…


『…??』



「亜美……結婚しよ?」




『やっぱりバカ?』





あの時は恥ずかしくてごまかしたけど、本当に嬉しかったんだよ?




そして私とアキはナツの事について話していた。



兄ちゃんが知ったら絶対に産んでって言うだろう…



結局私達が話しても、最後に決めるのはナツだから…






神様……






産んでもいいですか?




< 191 / 345 >

この作品をシェア

pagetop