私-前編-
『…ごめんなさい……妊娠の事…ナツはあたしに話してくれたんです。
…ナツはあの時の子かもって言ってたけど、産みたいって…あたしは正直反対しました‥
あの時あたしが頑張れって…応援していたら…こんなことにッッ』



ナツの母は黙って私を抱き締めた―…


  …………!?


「私はナツをいつからこんなふうに抱き締めてないんやろう……
妊娠だって…薄々感じてた……でも、聞いてあげれへんかった…
亜美ちゃんは悪ないよ…」



そしてナツの母は私に手紙を渡した。


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