私-前編-
『…ナツ?』



「あぁ…渡辺さんやっけ?」



…………ッッ

私は涙が溢れた―…



「どしたん?大丈夫?」


心配そうに見るナツ…―





本当に忘れたん……??









アヤとユイは気まずそうにこっちを見ていた―…





ナツは少しずつ登校するので、この日は母が迎えに来て帰った。





放課後アヤとユイが心配そうに私のところへきた…――



「…亜美?……チョットいい?」




『…うん?』



いつも帰りはアキと約束していたが、この日はアキに先に帰ってもらった。



私はアヤとユイと近くのファミレスへ行った。




私達は久々とあって会話も弾んでいた―…












ナツの事を聞くまでは―……

< 209 / 345 >

この作品をシェア

pagetop