私-前編-
ナツの母もきっとその事を知っていたんだろう…



だからあんな事を…―





私の感じた違和感はソレだったんだ…―



アヤやユイの事は覚えてるのに、私達の事だけ忘れてた…―




本当にそんな事があるのかも知れないが、ナツはあまりにも不自然だった―……




まるで私達の今までの出来事だけがなかったかのように…―






ねぇ、ナツ?



どうして?



ナツは本当にそれでいいの?




私は嫌だよ…



辛かっただろうけど…






乗り越えていこうよ?






ねぇ……







ナツ…――

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