私-前編-
第四章 傷×別
ナツの心
私は次の日も、その次の日も…―
毎日学校へ行った。
ナツとはたまに目が合うが、すぐに逸らされる…――
私はアヤ達から聞いた日以来何もできず…
ただ、楽しそうに話してるナツ達を見てるだけだった―…
そんなある日―…
“なぁ〜!!3組の吉田の歩き方の真似してや〜”
廊下で騒いでる男子だ…
ギャハハハハ―…
“マジ似てる〜”
“アイツ顔は可愛いしスタイル良いし歩き方変ちゃうかったら付き合ったるのに〜”
ギャハハハ――…
こんな会話が聞こえてきた―…