私-前編-
「まぁ暇やしえぇよ」


「マジで!?」


何やねん…

どっちやねん。


「え?嫌ならえぇよ」


「嫌とかじゃなくて!
ケンが遊んでくれるとか…今までないやん!」



そして俺は美和の家に行った…―



そこでナツ以外の女を初めて抱いた…――


美和は何度もキスを求めたが、それだけは出来なかった。



「また遊んで」


美和はそう言うと携帯番号の書いた紙を渡してきた。



俺はその紙をクシャクシャにして
「またどっかで会ったらな」
と行って帰った。





あーあ…



何やってんだよ…





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