私-前編-
私はいつものように休み時間は一人で過ごしていた。


ブーッブーッブーッ…――♪


私のスカートのポケットの中で携帯のバイブが鳴った。


私は携帯を取り出すと、メールが入っていた。



‘あっきーにまとわりつかんといて’




アドレスを見ると、akilove…………@……



“ダレ…?”


私は返信した。




‘あっきーの新しい彼女(≧ω≦)’



“あたし達別れてないけど”



‘ぢゃあ別れて!元カノさん♪’


“それは無理”


‘あっきーあたしにはまってるから(*´∀`*)’




私は返信するのをやめた。



そして放課後……――




アキはこんなやりとりがあったのを知らないだろう。



いつもと変わらない様子で一緒に帰る。


「なんかあったんか?どしたんや?」


アキは鋭い。

様子がおかしい私に気付いた。


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