私-前編-
♪♪♪♪♪…――


【着信】亜美

なるべくバレないように…
「もしぃ?」


                        
…………

「あみかぁ?」



そこからはあまり覚えてないが、亜美は怒っていて今から来るって言ったっけ。



ってヤバイ!!


あぁー…まぁなんとかなるだろ。




「あっきぃ〜彼女どんな子なぁん?可愛い?」


千里ちょっとうぜぇ。

                        
俺は暫らくボーッとしながらシンナーを吸い続けていた。






ピンポーン♪…


亜美が来たと思った千里は再びアキに近寄った。



「なぁ〜キスしてやぁ〜
んなら諦めるからー」


めんどくさいと思ったが、これ以上ひつこくされるのもごめんだ。

「絶対諦め…」

アキが最後まで言う前に千里はキスをしてきた…――














亜美が見てるとも知らずに…――



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