私-前編-
ドンッ…――
目の前から千里が消えた。
『何やってん?』
やばっ。
亜美…見…られたよな?
「ちゅ〜してたぁ」
とりあえずおちゃらけてみた。
ラリってたのがフッ飛んで一気に素に戻った。
亜美は俺を引っ張って外へ連れ出した。
『何やってん?』
「お前が悪いねんぞ相手してくれへんから」
あぁ…
亜美のせいにしてしまった…
俺は自己嫌悪になりその場で無理矢理亜美を抱いた―…
亜美は最初は抵抗したがすぐに抵抗するのをやめた
何で抵抗しないんだよ…
俺は何も言わずにその場を離れた。