私-前編-
ふと我に返ると部屋に戻りアキに電話をかけた…―




何ヵ月振りにかけただろう…―

プルルルル…――♪



「はい」


あっ…懐かしい…



「もっしー?亜美か?」




『あっ…っと……え〜』


私は電話をかけたものの何を言えばいいのかわからなかった。


「会われへん?」


アキが言った。



『ぅん。』



そして私達はいつもの駄菓子屋“イソノ”で待ち合わせをした。




ねぇ、アキ…―――




ずっと守るって言ったよね…



離れないでよ…






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