私-前編-
『あの‥○○産婦人科まで…』

私は必死で痛みを堪えながら言った。




…………

兄とナツが固まっていたのがわかったが、今の私にそんな事まで考える余裕はなかった…――




そして私は兄とナツに支えられながらも産婦人科へと向かった。








そう…



私は生理がきていなかった…――



今までは超がつく程順調だった。


それがこない…――



気付いたのは3日前…―


アキと最後に会った日だった。






アキと別れた後家に帰った私はアキとの思い出の写真や手帳を整理していた…――



その手帳には毎月生理の日には☆印がしてあった。



ふと見るとその☆印の日は5日程過ぎていた。


毎月順調なのがこない。


調べたわけではないが、私は妊娠したと思った。



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