私-前編-
「今日コイツ泊まるから」

兄が私を見ながら言った‥

『あっ…あっそ…』


「愛想ねぇなぁ〜」

ニヤけながら兄が言う。


『ナツ、ドアしめて』


私はアキのほうを見ないでナツに言った。


“どうしよ…”


私は急の出来事で焦っていた―…


落ち着く事ができず部屋をウロウロしながら一人ブツブツ言っていた


「亜美…キョドりすぎ…」

『笑えへんから〜!』


「襲うなよ!」


ナツはケラケラ笑いながら言った。


『いや…
マジでピンチ…』



ナツは兄が居るのでテンションがあがって私の話なんて聞かず一人CDを聞きながら口ずさんでいた…





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