私-前編-
私は嬉しくて仕方なかった。
保健室に戻ると岡ちゃんも喜んでくれた…
「良かったなぁ〜!何か淋しいけど」
『ありがとう!この岡ちゃんからもらった座布団はずーっと使うから。』
そして保健室最後の日はプリントもあまりせず岡ちゃんと話ばかりしていた。
そして休み時間――…
ガララララ…――
「亜美〜!!」
ナツとアヤとユイだ…――
『皆〜!!ありがど〜!!』
私は涙を流しながら言った。
「プッ…あははは」
「亜美〜バリひどい顔してんで」
『うぇ〜ん…』
私は涙を止めようと頑張ったが、次から次に涙が出てきてとまらなかった。