私-前編-
すると今度は真剣に話だした。



「俺な、今めちゃ後悔してんねん。
あん時俺が頑張ってたらって…
俺が頑張って、それでも亜美がアキの方にいったならまだ納得できたかもやけど。
だから…これからは後悔したくないねん。
だから今を精一杯頑張るから!」



『ぅん。』



話してるとあっと言う間に家に着いた。


「じゃあ冷えるから早入れ!また学校でな!」


『うん!ばいば〜い』



松…


貴方には本当に色々支えてもらったよ。



戸惑う私の背中を押してくれたのも貴方だったね…――



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