私-前編-
しばらく皆と色々話しをし、落ち着いた頃、突然松が口を開いた―……


「俺な…」
                        


 イマナンテ?!




                                    

松は数日前にアキを見たらしい。



松に気付いたアキは何事もなかったように話かけてきた。


松は腹が立った。
            

私の話をしようとするとアキは聞こうともせず、去って行った…――

                        

きっとお父さんに会いにきていたんだろう…――




私には…


会いにはきてくれないんだね…――



< 333 / 345 >

この作品をシェア

pagetop