私-前編-
「俺なぁ…
初めて逢った時からなっちゃん……好きやってんかぁ…」



先に沈黙を破ったケン君は照れながらも必死で言った―



「‥‥‥う……うちも‥です‥」

ケン君の言葉が嬉しかった…


「良かったら……付き合ってくれへん?」



「ハイッッ!!…宜しくお願いします♪」


ナツは笑顔で答えた―


「はぁ〜…良かった…」


ケン君は緊張の糸がとけたのかホッとしていた―





それから少しずつお互いの事など色々話していた―‥




「てか…亜美と高原は…??」

ナツ達は自分達の事でいっぱいいっぱいですっかり亜美達の事など忘れていた―…


「あっ!…忘れてた!!」



「でもあっちも良い感じになってたりして♪」


いたずらな笑顔でナツが言う。

「アキにそんな勇気あるかな〜」


「エエッ!?!?
高原も…やっぱり亜美の事好きなんですか?」

ナツが問い掛けた―‥



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