私-前編-
「なっちゃん‥敬語はやめへん?」



「あっ!!すいま‥じゃなくて、ゴメン♪
…なら‥うちの事もナツ‥って呼んで欲しいな‥」

ナツが照れながら言うとケン君は微笑んだ。


「おぅ!!…ナツ!
……ところで話ずれたけど、あいつはバリバリ亜美の事好きやろ」



「…でもあの2人何か今仲微妙…」

ナツは亜美達の今日までの事をケン君に話した―‥



「マジでか…そんな事があったんやぁ。…アキは多分照れてるだけや思うねんけどなぁ」




「こっそり様子見に行かない?」


ナツが悪戯っぽく言う




「なっちゃ…じゃなくて、ナツは小悪魔やなぁ〜」


そう言うとケン君はナツの手を握り、二人はこっそり亜美の部屋を出た―…




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