私-前編-
ガチャ―…


「やったな!!アキ、亜美」

「おめでとぉ〜♪」


兄とナツが二人の部屋へ入ってきた―…



「ちっ…チョットけん君聞いてたんすか?」

アキが顔を真っ赤にして照れながら言う


「エッ‥いやぁ…まぁ‥うまくいったんやしええやん!」


兄が焦りながら言った




『仲良く手なんか繋いでそちらさんもやるなぁ!』

私は負けずに二人を見てからかうように言った


「えへっ♪
…まぁ…ね!亜美のおかげやで♪」

ナツはの笑顔は本当に幸せそうで嬉しそうだった。



「アキ〜!!お前亜美の事泣かすなよ!!」


「わ〜ってますよ!!」


『兄ちゃんこそナツの事泣かしたら絶縁やからなぁ〜』


「泣かすかっ!!」



「今日は4人の記念日やなぁ♪」





10月14日だった―…



私は今でもこの日の事…鮮明に覚えてるよ―…





あなたは覚えていますか?




“運命”って言われた瞬間…私は神様はいるんだ…と思ったよ。





神様は本当に居るんですか?


居るなら神様…


私はただ…ただ平凡な幸せが欲しかった…




ただそれだけでした―…



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