私-前編-
学校へ着いても私はナツと昨日の話で盛り上がっていた。
仲良しグループのアヤとユイにも報告をした。
驚いていたが、二人共祝福してくれた。
「よっ!亜美!おめでとさん」
私の肩をポンッと叩いて言ったのは松だった。
『あっ…あんがと♪』
私はアキが皆に付き合った事を言っていたのが嬉しかった……
そして、いつもお昼の弁当はナツと2人で屋上で食べていたのが、今日からは4人で食べる―…
アキ達のグループに近寄る女軍団(スミレ、マユ)は納得がいかないのか、たまにキツイ視線を感じるが、アキがいれば、それだけで平気だった―…
そして放課後…
「亜美〜♪帰ろッッ」
『うん♪』
その時だった―…
ドンッッ―…
教室を出た瞬間誰かとぶつかった―…
…いや
正確には……わざとだ…
ぶつかったんではなく、押された感じ―……
私はあまりの勢いで尻もちをついた―…
「亜美!!!!」
ナツが私に駆け寄った
『っ…いたたたたッッ…』