私-前編-

目が覚めたらアキは居なかった―…

ナツも居なくて、私は昨日の事が夢なんじゃないかと思った―……



リビングに行くと兄が先に朝食を済ませていた。

『なぁ〜ナツ達は?』

私は兄に聞いた


「制服着替えに帰ったで。また来るらしいけど。
どんだけ家好きやねんなぁ」


兄はその後も何か話していたが、適当に相づちを打ちながら私は安心して朝ご飯を食べた。



―夢じゃなかったんだ―…

「お前ニヤけててきもいで」

兄に言われて自分の世界から現実に戻された






そしてナツとアキが制服を着て迎えにきて4人で学校へ向かった―…



ずっとこの幸せが続けばいいなッッ♪






しかし私は今が幸せすぎて一つ忘れていた事があった―…




それは―…



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