私-前編-
『美優!!ごめんな!
色々ありがとう!』


私は出発する前に美優に言った。


美優は私の所まで走ってきて、小さな紙を渡してくれた―…


その紙には携帯番号とアドレスが書いてあった―…


『かけていいん?』


「友達やん!」


美優は優しく微笑んでくれた―…


『帰って落ち着いたら連絡するわ!』


そう告げると私はメグさんに送ってもらった―…


メグさんはゆっくりバイクを走らせてくれた―…




私の頭の中はグチャグチャだった―…



どうしよう…


どうしよう‥


< 66 / 345 >

この作品をシェア

pagetop