私-前編-
アキ…


…会いたいよ…






その時だった―…


ピンポーン♪―…


誰だろう…




「亜美〜!明人君よ〜」

ママが呼んでいた。


アキ―……

部屋にこればいいのに。


『はぁい!今行く〜!』


私は携帯をポケットに入れ、玄関へ向かった―…




『入れば良いのに…』

私は玄関で待つアキに言った。


そんな私に目を向ける事なくアキは言った。

「チョット外で話さん?」


『う…うん。』



私は靴を履き、アキと近くの公園に行った―…




何か様子がおかしい―…



胸騒ぎがした―…




そして、公園に着くなりアキは髪を触りながら信じられない事を言った―…





………嘘でしょ??





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