私-前編-
『なぁ…兄ちゃんと最近どぉなん?』



ナツは一瞬焦った顔をした。

「…普通に…会ったりしてるで‥」



『じゃあ何でアキを殴ったんか知ってるやんな?』



ナツの目を見て話した。


「それは……」

ナツは俯いたまま黙ってしまった―…



『兄ちゃんには聞いたとかなんも言わんし!

あたしが本間の事知りたい気持ち…ナツならわかってくれるやん…な?』


私は泣きそうになりながら言った―…






しばらくするとナツは話し出した


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