私-前編-



「着いたで」


ハッとして車を降りると、そこは美容室だった―…



「とりあえずそのヤンキーみたいな髪はあかんやろ。
美優と亜美ちゃんやっけ?働くなら、色々変わってもらうで。」




松本さんは爽やかな笑顔でそう言うと美優と私は美容室の中へ入り
松本さんは店員に雑誌を見せて話していた―…



私と美優は店員に言われるがままシャンプーをされて、カラーもされて、私は軽くカット
美優は緩いパーマをかけていた―…



最後にセットをされて、やっと終わったため息をついたら、次は小さな部屋に連れて行かれて、メイクをされた―…


いつも私がするようなギャル系ではなくて、大人な感じのメイクを、こーしたらいいよ。と、やり方まで丁寧に教えてもらいながら―…


セットとメイクを終えた私達はお互いを見て驚いていた…


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