乱舞

「そーか、俺は11代目総長の千明だ。よろしくな」

ニッコリと笑う北斗の頭。千明先輩。
「小夏です。よろしくです」
小夏もニッコリと笑って挨拶をしてる。

「あ、そっちの威勢のいいねぇちゃんもな」
「佐朱です」
「さーかか。お前、いい女だな?小夏でもいいから俺の女にならねぇか?」
会ってすぐに告白かよ。

「だ、ダメっすよ!!小夏は俺が唯一惚れた女なんすから!」
「そうッスよ!!てか、俺が一番にさーかにナンパしたんですから!」
全力で、先輩らを止める大河と翔平と呼ばれた男。

「てか、さっきのナンパだったんだ…」
ポツリと言う小夏。

「それは、思った!!てか、あんなナンパで引っかかるやつなんかそうそういねぇよ!!」
ゲラゲラと笑ってると
「てめぇだって引っかかってんじゃねーか!!」
「あっ?引っかかってねぇーよ!!無理矢理連れてこられたんだ、バーカ」
しばしの睨み合いをしていると

「ぶっ、ぎゃはははは。お前らいいコンビしてるよ!!」
「そーだぜ!翔平にこんな事言えんのはさーかしかいねぇ!!」
バシバシと床を叩きながら笑う北斗の連中。

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