乱舞

「ふ、お前やっぱいい女だな」
急に柔らかい表情になった翔平にドキッとする。

「俺は、翔平。よろしくな」
ニカッと笑い手を差し出す翔平に
「佐朱。よろしく」
あたしは、ギュと握手をした。

それから、夕方になるまで北斗なかよ仲良くなった。

「じゃ、あたしら帰んね」
「おー、いつでも来いよ!!」
「小夏!!変な奴に絡まれんなよ!!」
「はいはーい」
皆と分かれて地元に帰る。


「なぁ、あたしらが乱舞だってしったらあいつらどーするかな?」
「さ~ぁ?潰すんじゃないの??」
ぷかぷかと煙草を吹かす小夏。
「彼氏とあたってもいいの??」

そーだよ、仮にも小夏が認めた男でしょ。

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