乱舞

「行こう、小夏。マドカ」
煙草を発進させる。


猛スピードで追いかけてくる単車の数。
「待てや、コラァァァァァ‼︎」
この声...。翔平だ。

やべぇ、追いつかれる。
「あたしは、白状するわ...」
単車を急停止させて、小夏は単車から降りる。

あたしも、マドカも小夏の隣に降りて煙草を吸う。


あたしらは、光に囲まれた。
「てめぇら、どこのもんだ⁇」
千明先輩。
「あたしらは、乱舞だけど?」
「この声...、小夏⁇」
やっぱり、バレるか。

「大河、久しぶり」
「小夏らが、乱舞なんか?」
「うん…」
「えー!!ってことは、さーかも!!」
この馬鹿でかい声は、翔平だ。
「バレるよね、やっぱり」

はぁ、後輩らは逃がしたとして頭が捕まったら示しがつかねぇーな。
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