乱舞
「ちょ、小夏!どーゆう事だよ!!」
「どーもこーも、乱舞副総長だけど…」
済まして答える小夏に苛ついたのか
「てめぇ!!てめぇがしたことわかってんのか!!」
ガッと殴られて小夏がよろける。
「小夏!!」
マドカが駆け寄るも、それを静止して立ち上がる。
「大丈夫だから…、大河。あたしは、あんたも大事だけど乱舞も大切なんだよ!」
真剣に答える小夏に黙って見守る。
「俺が、北斗だってわかってたんじゃねぇーのかよ!!」
「知ってたから、言えなかったんじゃねぇーか!!あたしの、気持ちも考えたことあったのかよ!!」
ガンっと蹴り飛ばした小夏。
「痛ぇ…。小夏ー!!止めてくれよぉ…」
泣きそうな大河。
「さーか、俺はお前に惚れてんだよ!!だけどなぁ、お前が乱舞な限り潰すしかねぇんだよ!!」
ごめん、翔平。
あたしも、好きだけど無理だよ。だって、乱舞が大切なんだよ。