乱舞


「北斗の連中に、あたしらの顔が割れてしまった。これから、北斗に狙われることが多くなると思うけど!!気ぃ引き締めて行動しろよ!!」

「それと、あたしは北斗の男と付き合ってる」

唐突に、話始めた小夏に目を丸くする後輩たち。

「あたしが、唯一許した男で。すっごい大切だった。
けど...、その男をあたしは捨てる。その男と同じ、いやそれ以上に乱舞が大切だから!!
この中で、族の奴と付き合ってるやつらも中にはいるかもしれない!!
もし、そいつを捨てたくないんだったら今すぐ!乱舞から抜けな!!その覚悟がある奴だけがここに残るんだ!!」

大河を捨てるんだ...。

小夏が決断したから、あたしは止めない。

「じゃ、あたしも。今の、北斗の東支部の頭と付き合ってるけど捨てるから!!
あたしは、乱舞が大好きだー!!!」

大きい声で叫ぶマドカは、滅多に見れない。

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