乱舞
陰に身を潜めじっと3人の会話に耳を傾ける。
「お前ら、最近さーか変わったんじゃねぇか?」
じいちゃんの、低い声が紺と蒼に問う。
「兄貴、もう隠しきれねぇよ」
「あぁ。わかった」
そこで、ふっと一旦深呼吸をした紺。
「さーか、レディースの頭になった」
「レディース...?」
ここからでも、わかるほどの殺気。
「あぁ。その為に、最近は家を出ている」
初めに相談した紺と蒼。
紺は、北斗と敵対する龍牙の頭だった。
そして、蒼も。多分、奈美の彼氏と仲がいいのだろう。
次のナンバー2になるんだろうし。