乱舞
乱舞は、あたしの安らぎの場で。
仲間は、大切。
だけど、大河は?大河も大切なんだよ。
「大河、ごめん」
今は、それしか言えないや。
「こなつ...、諦めてくれや...。俺、お前と別れるなんて無理だって」
しばらく、沈黙が続く。
そんななか、ドタドタと足音が聞こえてきた。
「大河さん!!龍牙が、3番街で暴れてます!!」
ドア越しに聞こえる北斗の後輩の声。
「チッ。小夏、すぐに帰ってくるからここから出るなよ!!おい、お前はこの部屋の前で待機してろ!!絶対、出すな!!必要なら、手を出してでも止めておけ!!」
すぐに、指示して部屋を出てった大河。
てか、彼女に手を出してでも止めておけって。
大河らしくて、思わず笑みが溢れる。