滝本くんのHPが10を切りました。
正直、入学式の時に隣の席が滝本くんと分かったときは、あまり笑わない彼を怖いと感じ全く話しかけることができなかった。
だけど、“あの光景”を見てから私の中での滝本くんの印象は随分と変わった。
それはもう、普段の無表情からは想像できないくらいの───...
そんなことを思い返しながら、前を歩く滝本くんの背中を眺めていると、
「おはよ」
と言う声が聞こえて、背中をポン、と叩かれた。
「あ、蘭ちゃん」
振り返るとそこには、幼なじみである松岡蘭(マツオカラン)ちゃんが立っていた。
「相変わらずすごいわね」
蘭ちゃんもクールというか、あまり感情を表に出さないタイプで、無表情で滝本くんを見ながらそう言った。
「うん、なんか漫画にでてきそうな光景だよね」
あはは、と笑ってそう言えば蘭ちゃんはコクリと頷き教室へと歩き始めた。
だけど、“あの光景”を見てから私の中での滝本くんの印象は随分と変わった。
それはもう、普段の無表情からは想像できないくらいの───...
そんなことを思い返しながら、前を歩く滝本くんの背中を眺めていると、
「おはよ」
と言う声が聞こえて、背中をポン、と叩かれた。
「あ、蘭ちゃん」
振り返るとそこには、幼なじみである松岡蘭(マツオカラン)ちゃんが立っていた。
「相変わらずすごいわね」
蘭ちゃんもクールというか、あまり感情を表に出さないタイプで、無表情で滝本くんを見ながらそう言った。
「うん、なんか漫画にでてきそうな光景だよね」
あはは、と笑ってそう言えば蘭ちゃんはコクリと頷き教室へと歩き始めた。