向日葵の花が咲いた
「このメガネやろーオメ~のメガネなんて割れちまえ、割れちまえ~」

くだらん呪いだった…だが、メガネが割れれば大変な怪我になる(かけている時に割れれば)


「メガネとってよ」

ワタル君がリナちゃんに近づきながら言った。

個室、夕暮れ時、人が通らない部屋、

いい雰囲気になった二人は

「えー、やめて近づかんといて~」

幽霊ひまわりは東京生まれ、どこかの方言が舞い降りてしまった。
ショックのあまりに!!


「せ、接吻してもーた」

泣きじゃくるおばけの特権なんてない悲しき幽霊ひまわり。


「もう、死んでしまいたい」
あなた生きてませんよ。

「あ、なんかメガネなくても、ワタル君の顔がよく見えるみたい」

幽霊ひまわりのおかげでリナちゃんは目の視力はよくなった。
…逆にスゴイ。
「なんでだーーーーー」
泣き叫ぶ幽霊ひまわり。
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