向日葵の花が咲いた

幽霊ひまわりは思いっきり責任を感じた。


「私の呪いのせいで…
 ただ、助けてあげたいだけだったのに…
 悲しく笑うよりもサッカーして楽しそうに笑ってほしいだけだったのに」

見返りのない恋だ。

ワタル君が病院から出て行ってしまえば逢えないのに…。

それでもワタル君に治ってもらいたい。

幽霊ひまわりの恋心…。


「ひと~つだけ願いを叶えてやろう」

上(カミ)…もとい 神がやってきたー!!

「神、見参!!!」

目の細い、白髪で長いひげ。
まさに神様~、茶目っ気たっぷりだった。

「神様~」
喜ぶ幽霊ひまわり。
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