心の音
今日は祥子に告白された日。

いろいろありながら、僕は祥子の彼氏になった。

僕はもともと普通の学生で、やんちゃでもなく、目立つ事もなく、特技はギターだけの平凡な人間だ。

彼女はこてこてのギャル。
当然僕とは人種が違った。

最初はただの客だった。

祥子は軽い気持ちで携帯番号を僕と交換した。

好きになった理由は告白の時にいろいろ言われたけど、忘れた…

何を言っているのかさっぱりだった。

でも適当には見えなかった。

わからないくらい好いてくれているのだと思った。

告白された時、僕は「好きになれるかわからない」と言った。

でも彼女は「それでもいい」と言ってくれた。

嬉しかった。

本当に好かれていると思った。

今までも何度か恋愛はしてきたけど、初めて愛されてると思った。

僕はまだ彼女が好きなのかはわからない。

でも、初めてちゃんと彼女を見ようと思った。


祥子が世界を僕にくれた。
< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop