トライアングル~番外編~
大倉くんと昴くんが先に電車を降りて
愛桜と2人になると、愛桜は話始めた。



「鈴、気にするだろうけど…

仕方ないことだからね」


「わかってるよ…でも、私が近くにいたら

大倉くんは前に進めないのかな?」


「それでも、大倉くんは鈴と友達で

いたいんだよ」


「うん…」


「だから鈴が離れたら、もっと傷つくよ」


「うん」


「こればっかりはさ、時間が解決するしか

ないならさ」


「うん」


「鈴は普通に接してあげてよ」



電車を降りると、改札口の壁に寄りかかった
直がスマホを見ながら待っていた。



「ほら、そんな顔してたら、ヤバイよ」


「うん。愛桜、ありがとう

明日ね!」



愛桜に手を振って、気持ちを切り替えて
直の所に走った。



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