トライアングル~番外編~
私はしばらく考えて…


椅子を直に近付けて、直の髪に
両手を差し込みながら…



ゆっくり顔を近付ける。


唇が触れ合う瞬間に…



「愛してるよ…」



そっと呟いてから、キスをした。




愛桜と昴くんが息を飲むのがわかったけど
回りを囲まれている個室っぽい席だったから



甘いキスを堪能した。




唇が離れると、少し照れた直の顔。



「ヤられたな」


「完璧だな」



愛桜と昴くんが呟き合う。



「お前ら、見てんじゃねぇー」


「はぁ?目の前でキスし出したのは

あんたたちでしょーが!?」




愛桜の言う通りです…









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