トライアングル~番外編~
直は1年前から歯科大を目指している。


私と同じ予備校に通っていて、
本気を出した直は、予備校のトップクラスだ。



「じゃあこれから5年も別々ってこと?」


「そーだね」


「大丈夫?」


「…わかんない…でも…

鈴は直を信じてるから」


「鈴…」



直はそっと私の手を握り締めて
にこっと微笑んだ!



「んな訳だから、お前ら鈴のこと頼んだぞ!

変な男が寄ってきたら、退治させろよ」


「だーかーら、何でそんなに偉そうなのよ!」


「全くだ」


「よろしく」


「っ…え?」




突然、直が2人に頭を下げるから…


2人共、言葉を失った。









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