トライアングル~番外編~
「花胡、話聞いてくれるか?」



頷く花胡に、俺は鈴のことを話した。



すぐに花胡からは、笑顔は消えて
ポロポロと涙を流しながら最後まで聞いてくれた…



「淳くん、辛かったね…

私を鈴さんに重ねてもいいよ。

それでもいいから、側にいさせて…」



「花胡…」




俺は花胡と付き合うことにした。



それでも、鈴と直に言えない俺は最低なのかもしれない…




俺は、花胡を鈴に重ねてキスをし、
デートをし、そして…何度も抱いた…



それでも花胡は、幸せだと言ってくれた。



俺は花胡に本当に救われた…





< 35 / 146 >

この作品をシェア

pagetop