トライアングル~番外編~
祝!卒業♪
「おはよー直!」


「おぉー鈴、おはよ」



今日は直の卒業式です。


直は答辞を読みます。


直の部屋に入ると、ナチュラルに整えられた
髪の毛に、きちんと制服を着こなした直が
ネクタイを締めていた。



「わぁ~何か優等生ってかんじ~」


「優等生だし~オレ」


「あは(笑)暗記完璧?」


「もちろん」



鏡越しに会話をしながら、直の背中に
ぎゅっと抱き付いた。




「直も…卒業かぁ…」


「何?寂しいの?」



鏡越しに目が合って…


ドキっと心臓が反応した。




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