トライアングル~番外編~
トントン!



あのまま熟睡してしまっていた、私と直は
ドアを叩く音で目を覚ました。



トントン!


「直~起きてんの?」


「今、起きたけど。何?」



声の主は淳で、私は布団の中に頭まで隠れた。



「鈴もいるんだろ?

着替えたら、後で来て」


「あぁ。わかった」



直の声に淳は部屋に戻ったらしい…


私はそっと顔を出した。



「淳なんだろうね」


「さぁ~邪魔しやがって」


「そんなこと言わないの~」



直に抱き付いて、笑い合った。



< 60 / 146 >

この作品をシェア

pagetop