トライアングル~番外編~
しばらく、ベットでいちゃいちゃして…


ようやく着替えて、淳の部屋に来た。



「やっと、来たか」


「何?」


「鈴、貸してくれ」


「は?ムリ」



突然の淳の発言に目を丸くするばかり。



「ちょっと、面倒なことになってて…

1時間でいいから、彼女のふりして欲しい」


「はぁ~何で鈴なんだよ。

他、探せよ」


「いや~それが、しつこい女で…

つい、鈴のこと彼女って言っちゃって…」



淳は下を向いたまま、言い訳をして…

直はどんどん不機嫌オーラを出しまくる。



「断る。自分で何とかしろよ」


「そこを何とか頼む!

直、頼むよ~何でも奢るし」


「はぁ~…鈴の意見は?」



直は睨むように淳を見ていたが、溜め息を
ついたあと、私の方を優しい顔で見た。






< 61 / 146 >

この作品をシェア

pagetop