トライアングル~番外編~
楽しく夜桜を見ながら盛り上がった帰り道
直と手を繋いで歩いていると、直が立ち止まった。



「鈴はオレといて、飽きることある?」


「え?さっきの話~?

あはは~直、気にしてたの?」


「ちょっとはな」


「飽きてたら、こんなに直と一緒にいないよ。

飽きてたら、直と別れてるもん。

飽きてたら、こんなに直のこと愛しく

思わないよ…」


「鈴…

お前は…いつもオレの想像以上だな」


「え?」



意味がわからなくて、直のことを見上げると
直は優しく微笑んで私を見つめていた。




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