愛しのヒーロー
逃げられないの?
私たちはご飯を食べていた。

ドンドン!


「?私いってくるね」

「おう」 彼はご飯を放馬っていた。




「いやぁ!!!」

私は思わずさけんだ。だって、
あいつがいるから。

「おい。亜子母さん怒ってるぞ?
何日間ためさせるんだよ!」

義父だ。

「どうした?」

紳は私の方へ向かっていった。


「紳…」

「あ?誰だこいつ」

「あ、お父様ですか?東野 紳といいます」


「チッ、そんなのどうでもいいわ!
娘を返してもらうぞ」

「いや!やめて!」そいつは私の
腕を、強く掴んで引っ張った。


「やめろ。」
私は背中がゾッとした。紳じゃない
みたいな低い声。怒ってる?


「亜子が家に帰らないのは
あなたたちがイケないんじゃないんですか?亜子毎日泣いてるんだよ。そんな
怪しい家に俺の亜子を返すわけにはいきません。かえってください。」

そういって私を引き戻した、


「亜子はお前のモノじゃねえ!
俺らのものだろが!アホなのか!クソガキ!」

「帰れ。」 

「チッ、一生帰ってくんじゃねぇえぞ?」

バタン!!


「うぅ…うぁあ…」私は
怖くて泣いた。紳が私を助けてくれた。


「大丈夫…大丈夫…」といって
私の頭を優しく撫でた。
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