ミツバチさんに導かれて
いつの間に買ったのか、コーヒー牛乳のパックを飲みながら話す小百合に手を伸ばす。
と、「ふーん、ってことは3年と同じ階ってことか。」と言いながら、パックをくれた。
密かに感動する私。
『もしかしてこれ毒入り?』「あんたそこから突き落とそうか?」
それはないよ、小百合さん。
ここは三階。落ちたら流石に死んじゃうよ。
「さっきクラス見に行ってくれたお礼。」
『小百合がお礼って気持ち悪い。』「死ね。」
なんて会話に花を咲かせていると
「きゃーーー!」
女の黄色い声がこだましてきた。