ミツバチさんに導かれて
蜂蜜ってどうやってできるんだろう
Ⅰ
『やだなーお爺様!あたしもう17歳だよ!そんな変な事件に巻き込まれたりしないよ!!』
ジュージューとフライパンが音を立て始める。
いけないいけない、目玉焼き半熟じゃなくなってしまう。
「そんなこと言ってもなぁ。ワシからしてみれば瑞葉はまだ幼稚園児なんじゃよ。」
携帯を肩で挟んで、フライパンを持ち上げお皿に盛り付ける。
今日の朝ごはんは、ご飯、味噌汁、目玉焼き、そして紅鮭。
盛りつけて食卓に並べて一人微笑む。
『うしししし。いい出来じゃ。』
「話をきかんか!!!!」